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2017年7月13日 (木)

三菱重工、川崎重工、IHIの1人当り売上高など

売上高
        三菱重工    川崎重工      IHI
2010年度 2兆9037億円  1兆2269億円  1兆1872億円
2011年度 2兆8209億円  1兆3037億円  1兆2218億円
2012年度 2兆8178億円  1兆2888億円  1兆2560億円
2013年度 3兆3495億円  1兆3854億円  1兆3040億円
2014年度 3兆9921億円  1兆4861億円  1兆4558億円
2015年度 4兆0468億円  1兆5410億円  1兆5393億円
2016年度 3兆9140億円  1兆5188億円  1兆4863億円

 売上高は景気に左右されますが、この間3社とも増加傾向と言えます。その要因の一つにM&A(合併・買収)による事業拡大があります。

従業員数
        三菱重工    川崎重工      IHI
2010年度  8万1347人   3万2706人   2万6035人
2011年度  8万2259人   3万3264人   2万6915人
2012年度  8万2285人   3万4010人   2万6618人
2013年度  9万6055人   3万4620人   2万7562人
2014年度  9万8442人   3万5471人   2万8533人
2015年度  10万0784人   3万4605人   2万9494人
2016年度  9万9340人   3万5127人   2万9659人

 M&A(合併・買収)で事業と人を吸収・拡大してきたために従業員数も増加傾向が見られます。
 三菱重工は、事業と人を吸収・拡大したあと、固定費削減と言って人員を削減しています。
 従業員数にどの範囲まで含めているかは前回のブログの(注)をご参照ください。

1人当り売上高(売上高÷従業員数)
        三菱重工    川崎重工      IHI
2010年度 3569万円/人  3751万円/人  4560万円/人
2011年度 3429万円/人  3919万円/人  4539万円/人
2012年度 3424万円/人  3789万円/人  4718万円/人
2013年度 3487万円/人  4001万円/人  4731万円/人
2014年度 4055万円/人  4189万円/人  5102万円/人
2015年度 4015万円/人  4453万円/人  5219万円/人
2016年度 3940万円/人  4323万円/人  5011万円/人

 従業員数に臨時従業員数を含む・含まないの違いがあります。外注率の違いもあります。そのため1人当り売上高を企業間で比較するのはあまり意味がないように思われますが、3社とも同じくらいの規模と言えます。
 一方、同一企業における推移を見てみますと、1人当り売上高がはっきりと増加傾向にあることがわかります。上記の表の、初めの3年(2010~12年度)とあとの3年(2013~16年度)を単純平均で比較しますと次のようになります。

          三菱重工    川崎重工     IHI
2010~12年度 3474万円/人 3819万円/人 4605万円/人
2013~16年度 4003万円/人 4321万円/人 5110万円/人
 増加率     1.15倍     1.13倍      1.11倍

 1人当り売上高の増加には、設備投資による自動化・効率化もありますが、仕事量が増加して労働がきつくなっているも考えられます。これだけのデータから断ずることはできませんが、搾取のレベルが上がったと言うべきかもしれません。

営業利益の推移
       三菱重工  川崎重工   IHI
2010年度 1012億円  426億円  613億円
2011年度 1119億円  574億円  433億円
2012年度 1635億円  420億円  421億円
2013年度 2061億円  723億円  532億円
2014年度 2961億円  872億円  632億円
2015年度 3095億円  959億円  220億円
2016年度 1505億円  459億円  473億円

 営業利益の推移も見てみました。この間、三菱重工と川崎重工は2015年度に最高を、IHIは2014年度に最高を記録しています。営業利益は創出した利益ですから、製造業にとっては重要ですが、安値受注や見通しの間違いなど思わぬミスなどがあって期待どおりには行かないところがあると思います。
 当然のことですが、株主資本主義にとっては資本効率向上のために営業利益の向上は重要な課題です。
 
労働分配率について

 労働分配率は、人件費÷付加価値 で求められますが、企業は人件費を公表していませんので有価証券報告書などから求めることはできません。

    日本共産党三菱重工広製支部 2017年7月13日

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