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2014年7月30日 (水)

トルコ向けの戦車用エンジンが「破談」

 ブログ「(41)武器輸出と三菱重工」で、トルコの企業と三菱重工が合弁会社を設立して戦車用エンジンを共同開発することが検討されていると書きましたが、これが「破談」になったと7月30日の日経が報じています。

 安倍首相は昨年トルコを2度訪問して、原発輸出を実質合意し、武器輸出の商談も進めていました。その一つが戦車用エンジンの共同開発です。なぜ「破談」になったか日経は次のように伝えています。
 理由の一つは、開発した戦車をトルコが、パキスタンやアゼルバイジャンといった紛争国を含むイスラム諸国に売りたいと言い出したこと、もう一つの理由は、トルコが昨年9月に中国精密機械輸出入総公司と防空システムの導入をめぐって協議に入ると発表するなど、「安全保障面で中国に近づくそぶりを見せたこと」(―「破談」の裏に中国の影 武器輸出、トルコと幻の1号案件 供与技術の流出懸念― 日経 2014年7月30日より)。
 

 武器輸出はどの国に対してもやってはならないことですが、だからと言ってトルコ向けの戦車用エンジンを「破談」させたのは安倍首相にも平和主義が少しはある、ということにはならないでしょう。「破談」の理由にあるようにイスラム諸国や中国を敵視していることと、アメリカ経由で三菱重工のミサイル部品が中東に輸出されることを承認していること、それらと集団的自衛権の行使容認を重ね合わせると、安倍首相がアメリカと一緒に戦争できる国を目指していることが浮かびあがってくるのではないでしょうか。

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